学生に何を伝える?

今日は実習生の指導にあたるセラピストに対する勉強会がありました。

最近ではパワハラで学生が自殺するケースもみられています。ちょうど先日自分でも調べていたのでいいタイミングで復習でき、やる気スイッチ入りました。

私にも尊敬する先輩がいます。
教育に熱い志を持った方でいつもその人の周りには人が集まり常に学びなんでも知ってることから歩く図書館と呼ばれていました。

その先輩が教育に興味を持ったきっかけは同級生が実習中に自殺したということでした。

どんな罵声を浴びせられたのか想像もつきませんが、実習中は家と実習地の往復で世界が狭小化してしまうのはよくわかります。そんな中での罵詈雑言や生活の全てを費やしている実習での頑張りを否定されれば誰でもそういった結末を辿ってしまう可能性はあるように思います。

勉強会ではポイントは
・目標のハードルを下げていこう
・学生の個性に合わせセラピストがうま
く対応していこう
・レポートの体裁(文法のミスなど)にはこだわらず伝えたい内容にスポットをあてる。文法ミスは学校側に委ねる
などなど

訓練校乱立と少子化によるダブルパンチで学生の質の低下を招いてるこの業界。それに対応するにはこういった事が必要かなという提案でした。(どの学校も上位の学生は水準は保っているとのこと


なんか、学生もバイザーも大変ですね。


自分を振り返る機会となりいい刺激になりました。自分はどう学生と関わりたいのか?それが見えてないと指導もうまくいかないのかもしれないなと思いました。

私のスタンスは

「この仕事の楽しさを伝える事」

これにつきると思います。

基本、学生は受からせると決めて関わります。だから、実習に落ちることはありません。
(もちろん学生には伝えませんが笑)

この仕事を背中で伝えるというのがバイザーの仕事なんじゃないか?と思っています。

病院は学生の知識を試す場所ではない。足りない知識はその場で補う。
それでいいかなと。

学生のモチベーションをコントロールできたらどんなにいいだろう。
患者さんや仕事に興味を持ってもらうことの難しさはやってみないとなかなか難しいですが楽しみでもあります。
一緒に頑張れる仲間をどんどん増やしたいですね。
いいセラピストが増えればこれからの高齢化社会、ひいてはこの時代を一緒に乗り越えていけるのかなーなんて思ってます。

自分もまだまだですが、頑張っていきます。
今日もありがとうございます。


day3

早いものでもう3日目。

まだ緊張感はあるものの少し笑顔も増えてきた印象。趣味や休日の過ごし方など共有できる話題で信頼関係を構築中です。

そして今日は今回の実習の目標設定を行いました。

今回の目標は評価をする中で患者さんとのコミュニケーションスキルを学ぶということ。

相手にうまく伝えるのが難しいばあいもあります。言い方を少し変えるだけでうまくいくのになーと自分は自分の経験から学んでいるので習うより慣れろとまでは言えませんが失敗から学ぶこと、というのが大切であり机上の勉強で学んだ事を実習の中で身につけていくんだと思うんですね。

失敗していいよ、つまづいたらバイザーの手を掴めばいいんだから。そのためのバイザーだよ。みんな転ぶ事に慣れてないだけなんだよね。

患者さんとの信頼関係も大事。

バイザーとの信頼関係も大事。

人として大切に付き合うということが出来るよう自分にもつぶやいてみる。

おわり。

day1

リハビリデーション業務の中に「学生教育」というものがある。「外部実習」と称して病院に送られてくる学生ちゃん。4〜8週とばらつきはあるが環境の変化についていけない子も時に見られ中には取り返しのつかないことになるケースもあると聞きます。

後進育成、地域貢献、社会貢献と色々と大義名分はありますが(文科省のプログラムに入ってるわけですし)実際に担当する身としてはどうなんでしょう?

自分の治療を見直す機会、学校での最新の知識を手に入れる機会とポジティブに捉えるか、残業代は出ずボランティアな現実に学校からはモンスタースチューデンツを丸投げされることもしばしば。とネガティヴに捉えるか。みなさんどうされているのでしょうか?

学生に対していつ終わるのこの実習?もう疲れたよね?私が終わられてあげましょうか?と、思うこともしばしば。(←わかる人にはわかると思います。一応私は学生は落とさず進める方針です)

教師のように課題を提示してみたり学生という名の1人の人間を評価するなんていう大それた事をさせてもらっているバイザーという名の自分を少し客観視してみようと思いここにダラダラと書き残してみようと思います。

大抵の場合実習初日は緊張が高く笑顔が固い。慣れるのに大体3週はかかる印象。

初日は病院の概要、1日の流れ、週の流れなんかを確認、病棟師長に挨拶などなどこなしつつ患者さんの見学してもらい受け入れのいい方とフリートークして患者さんに慣れてもらうところまで。

今回の学生さんは真面目そうなので少しづつ崩して話題を広げて積極的な関わりができるようサポートしていきたいなと思います。

おわり。